南澤大介さん著書の『ソロ・ギターのしらべ』シリーズは、ギター1本で様々なジャンルの名曲を演奏できる楽譜集です。
ソロギター経験者の方(本作をご存知の方は多いと思いますが(^_^))はもちろん、ソロギター初心者の方にも、文句なしのおすすめの楽譜集です。
シリーズの1作目は、私が‘ソロギター’というジャンルを知るきっかけとなった作品です。
付属CDを何回も聴きながら、「この本に出会えて良かった!」と思いました(T_T)
『ソロ・ギターのしらべ』シリーズとは
南澤大介さん著書の『ソロ・ギターのしらべ』シリーズは、楽譜としては異例のベストセラーを続けています。2000年11月3日に発売された1作目の『ソロ・ギターのしらべ』が異例のヒットとなり、その後次々と続編が発売されました。
ギター1本でロックやポップスの名曲を演奏したCD付き楽譜集『ソロ・ギターのしらべ』シリーズ(小社刊)が累計50万部を突破し(2022年現在)、楽譜としては異例のベストセラーを続けている。
引用:リットーミュージックの公式サイト 著者プロフィール
ロック、ポップスにとどまらず、インスト、ジャズ、ブルース、クラシック、スタジオジブリの曲まで、とても幅広いジャンルから選曲されています。※スタジオジブリの曲だけを集めた作品集があります
『ソロ・ギターのしらべ』との出会い
しらべシリーズの記念すべき1作目『ソロ・ギターのしらべ』との出会いは、当時時々訪れていた島村楽器の楽譜コーナーでした。
表紙と中身をざっと見て、選曲が良かったので、なんとなく買ったと思います。面白そうなのでなんとなく買ってみた・・・そんなノリで、それほど期待してませんでした(南澤さんすみません(^_^;))
それまでは、アコギは歌の伴奏用の楽器という認識(たまにAnjのようなインストがある)だったので、付属CDの1曲目「チェンジ・ザ・ワールド」を聴いて衝撃を受けました!
「アコギ1本で、一人で、こんなに楽曲を再現できるのか!」と感動。そして大興奮したのを今でも鮮明に覚えています。付属CDを何回も聴きながら、「この本に出会えて良かった!」と思いました(T_T)
『ソロ・ギターのしらべ』シリーズがおすすめな理由
おすすめな理由は以下です。
原曲の雰囲気がよく出たアレンジ
原曲の雰囲気がよく出ています。それでいて、難易度が高くなりすぎないように配慮されたアレンジです。それでも十分難しいですが、頑張れば弾けそうな曲も多いです。
難易度表記がされている
各曲に難易度が付けられています。A,B,C表記で、A→B→Cの順に難易度が上がります。
最初はAの曲から練習する等、演奏の参考に出来ます。Cははっきり言って難しいですが、挑戦し甲斐があります。
AとBは、人によってはBの方が簡単に感じたり、逆にAの方が難しかったりする場合もあると思います。
幅広いジャンルから選曲されている
ロック、ポップスにとどまらず、インスト、ジャズ、ブルース、クラシック、スタジオジブリの曲まで、とても幅広いジャンルから選曲されています。
1作目『ソロ・ギターのしらべ』の続編として、以下のシリーズが発売されています。
- 「至高のスタンダード篇」
- 「至上のジャズ・アレンジ篇」
- 「官能のスタンダード篇」
- 「スタジオジブリ作品集」
- 「法悦のスタンダード篇」
弾きたい曲が必ず見つかります!
付属のCDが良い
今では当たり前かもしれませんが、全曲模範演奏を収録したCDが付属しています(当時は画期的だったと思います)。譜面に自信がなくても大丈夫です。
もし弾かなかったとしても、付属のCDを聴くだけで十分に楽しめます(^_^)
アコギの生音が心地よく、BGMとして聴くととても癒やされます。また、ギターのモチベーションアップや維持にもつながります。
『ソロ・ギターのしらべ』シリーズの好みが分かれるところ
スタンダードチューニング以外に、 ドロップDチューニング(6弦のみE→Dに下げる)でのアレンジが多いのと、 カポの使用も多いです。これらに対して否定的な意見もあります。
私はソロギターが長年趣味ですが、正直今でも少し手間だなあと思っています(^_^;)。ですがドロップDチューニングが、ギター演奏の可能性を広げてくれるのを次第に実感するようになりました。
また、G7thのカポを使用するようになってからは、カポを使用する抵抗も大分なくなりました。
あと、難易度が高くなりすぎないように配慮されているため、凝ったアレンジが好きな方には物足りないかもしれません。
『ソロ・ギターのしらべ』シリーズのおすすめの1冊
数ある『しらべ』シリーズの中で、まずおすすめするのが1作目の『ソロ・ギターのしらべ』です。
あらためて中身を確認しましたが、1作目とあってか、選曲が素晴らしいです! オールジャンルで今聴いても色褪せない超定番曲ばかり・・・ 弾きたくなること間違いなしです。
これからソロギターをはじめようと思っているソロギター初心者の方に、特におすすめの1冊です。
※現在本作は、「譜面の大きな」シリーズにリニューアルされていました。より見やすくなっています。↓↓
本作から、You Tubeで南澤大介さんがご自身で演奏されている曲をピックアップしてみました。
チェンジ・ザ・ワールド/エリック・クラプトン
1曲目です。 衝撃的な出会いでした
イエスタデイ/ザ・ビートルズ
ビートルズの中でも超有名曲 難易度Aでソロギター初心者の方にもおすすめの曲です。
トップ・オブ・ザ・ワールド/カーペンターズ
カーペンターズもあります。原曲の雰囲気がよく再現されています。さすがです。
スタンド・バイ・ミー/ベン・E・キング
言わずと知れた洋楽スタンダード。弾き語りもいいですが、ソロギターも合います。
エンターテイナー
インスト曲 ピアノ曲をギター1本で見事に再現しています。
クリスマス・イブ/山下達郎
邦楽もしっかりあります。しっとりと聴かせるクリスマスのど定番曲。
ルパン三世のテーマ’78
ラストを飾る永遠のインスト曲、何回聴いてもしびれます。 いつかはYou Tubeにアップしてみたい(^_^;)
まとめ
- 南澤大介さん著書の『ソロ・ギターのしらべ』シリーズは、ギター1本で様々なジャンルの名曲を演奏できる楽譜集です。
- ソロギターをやられる方、これからソロギターをはじめようと思っている方の両方に、文句なしのおすすめの楽譜集です。
- ロック、ポップスにとどまらず、インスト、ジャズ、ブルース、クラシック、スタジオジブリの曲まで、とても幅広いジャンルから選曲されています。弾きたい曲が必ず見つかります!
- 数ある『しらべ』シリーズの中で、まずおすすめするのが1作目の『ソロ・ギターのしらべ』です。ソロギター初心者の方に、特におすすめの1冊です。
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