歳を重ねると筋力や体力が衰えてきますが、アコギの演奏にはほとんど支障ありません(弦を押さえる最低限の握力は必要ですが)。年齢を問わず、練習した分上達できると考えています。つまり、アコギはハマれば一生楽しめる趣味です。
おじいちゃんになってもアコギをクールに弾きこなすのが私の夢です!
私は趣味でギター歴30年以上ですが(ギターお休みの期間もありましたが)、アコギにハマる人の特徴を考えてみました。下記の特徴に多く当てはまる人は、アコギが一生の趣味になる素質があります。
一つのことに没頭しやすい
アコギの上達には時間が掛かります。多趣味な人より一つのことに没頭しやすい、一点集中型の人はハマると思います。
私の場合、20代の頃一番弾いていたと思います。気が付いたら3時間練習していた、、とかよくありました。今思えば、効率の良い練習だったかは疑問ですが(笑)
ギターを触って遊んでいたら、いつの間にか時間が経っている感じでした。
気長に根気よく継続できる
例えば、何か弾きたい曲があった時、私はだいたい以下の手順で練習します。
- 音源を聞く
- 譜面(タブ譜)を見て左手の押さえ方と右手の弾き方を順番に確認
- 曲をパート単位(🄰とか🄱と書かれた小節のまとまり)で練習
- 曲の全パートをとりあえず弾ききる(左手の押さえ方と右手の弾き方を決める)
- 上手く弾けないところを繰り返し練習
- 一曲を通して練習
- 5と6を繰り返して完成度を上げる
個人のレベルによりますが、一曲をそれなりに弾けるようになるには時間が掛かります。
途中で別に弾きたい曲ができて、浮気することもあります(汗)。また自分には難しすぎて途中で投げ出すこともあります。でも別の曲をやった後に再挑戦すると意外と弾けた!なんて経験もあります。
曲が未完成(つまみ食い)でも、部分的(イントロだけとか)に弾けたらそれなりに楽しいです(^_^) 私の悪い癖は、できる部分ばっかり何度も弾いて満足することです(笑)
すぐに結果が出なくても、気長に根気よく、楽しみながら継続できる人はアコギにハマると考えます。
一人で黙々と作業するのが好き(苦ではない)
アコギは同時に出せる音数は6音、音域は4オクターブ弱で、ピアノと比べると、同時に出せる音数も少なく音域も狭いです。しかし、ピアノよりも小回りが利いて、多彩な音楽表現が可能です。
伴奏(コードプレイ)、メロディー(ギターソロ)、伴奏+メロディー(ソロギター)を各々アコギ一本で演奏可能です。また、指で直接弦に触れて音を出すので、ピアノよりも繊細で個性的な音を出せると思います(ピアノは鍵盤と連動したハンマーがピアノ線を叩いて音を出す)。
アコギは決してピアノに劣っているのではなく、手軽さと万能さではピアノに勝っていると個人的には考えています。
自宅で弾く場合、ギターを弾くスペースがあれば、椅子に座って、床であぐらをかいて、その気になれば寝ながらでも弾ける!ので自由度が高いです。そしてその手軽さからは想像もつかない、多彩な音楽表現が可能です。
前置きが長くなってしまいましたが、アコギは、手軽さと万能さを兼ね備えており、一人で弾いても十二分に楽しめます。アコギの演奏スタイルは、ポピュラーなのは弾き語りかソロギターだと思いますが、どちらも一人で完結するスタイルです。一人で黙々と作業するのが好きな人(苦ではない人)はハマると考えます。
根本的に音楽が好き
普通に音楽が好きな人ではなく、根本的に音楽が好きな人はハマると思います。 ギター以外の楽器のインスト曲や歌も全般的に好きな人は、例えば「C」コードをキレイに鳴らせるようになった時、普通に音楽が好きな人より感動するはずです。
私は「C」コードをキレイに鳴らせるようになった時、メチャクチャ感動しました(ToT)
根本的に音楽が好きな人は、少しの進歩でも楽しいと感じる度合いや喜びが大きく、練習を続ける上でのモチベーションを維持できると考えています。これはギター以外の楽器にも共通することかもしれません。
とにかくアコギが好き これが一番です
私がアコギをはじめたきっかけは、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」(セントラルパークでのライブ音源)を聞いた時です。ポールサイモンの印象的なイントロではじまるギタープレーと、S&Gの美しいハーモニーに、いっぺんで心を奪われました!
次第にギターに対する強い憧れが芽生え、自分でも弾いてみたい!となりました。
いざアコギをはじめてみたものの、決して上達は早い方ではありませんでした。譜面は全く読めないし、楽器経験は音楽の授業のリコーダーくらい(笑) 完全に手探り状態でした。。。
当時はネットやYou Tube動画はありませんでした。逆に情報が少ないからこそ、いつかアコギを弾きこなしている自分を妄想し続けることができました(爆) そんな妄想を抱き続けることができたからか、とにかくアコギが楽しくて、練習するのが全く苦ではありませんでした。
アコギにハマる人の特徴は、とにかくアコギが好きなこと これが一番だと考えます。
【おまけ】自作PCを組んだことがある(笑)
余談ですが、自作でPCを組んだことがある人はハマると思います。理由は押尾コータローさんのPCも自作だそうだから(笑)(アコースティック・ギター・マガジンVol.21(2004)より)
私のPCも自作です(コスパ重視でスペックはたいしたことありませんが)。
パーツ選びのわくわく感⇒組み上がった時の達成感⇒でもなぜか起動しない時の失望感(泣)から起動するまでの試行錯誤 の過程が、ソロギターとなんとなく似ているかもです(^_^)
まとめ
アコギはハマれば一生楽しめる趣味です。
アコギにハマる人の一番の特徴は、「とにかくアコギが好きなこと」だと考えます。
下記の6つの特徴に多く当てはまる人は、アコギが一生の趣味になる素質があります。
①一つのことに没頭しやすい
②気長に根気よく継続できる
③一人で黙々と作業するのが好き(苦ではない)
④根本的に音楽が好き
⑤とにかくアコギが好き これが一番です
⑥【おまけ】自作PCを組んだことがある(笑)
一人でも多くの人が、「アコギのある暮らし」になれば、私も嬉しいです。