サイモン＆ガーファンクル（以下S＆G）は、アコギ好きな方ならご存知ではと思います。
S＆Gのハーモニーとポールサイモンのギターは、今聴いても色褪せていません。
S＆Gの曲は、Youtubeでもたくさんの方に演奏されています。ヴォーカル＆ギターの編成が多いですが、ギター１本で弾くソロギターのスタイルもあります。
本記事では、ソロギターで弾ける、S＆Gの有名曲を紹介します。
明日に架ける橋
『明日に架ける橋』は、1970年に発表されたS＆G最大のヒット曲で、たくさんのミュージシャンにカバーされてきました。
原曲はピアノの伴奏のためか、ソロギターでのアレンジは少ないと思われますが、南澤 大介さん著の『譜面の大きなソロ・ギターのしらべ 官能のスタンダード篇 (CD付)』 に収録されています。
難易度はＢ（A,B,Cの）で、頑張れば通して弾ける難易度で、イントロを含めて原曲の雰囲気も十分出ており、かつ運指も弾きやすいように考えられています。
実際に弾いてみました。現時点での実力です。まだまだですが、、ご視聴いただければ幸いです↓↓
演奏のポイント
スタンダードチューニング、Capo2です。基本のバッキングはオーソドックスな８分音符のアルペジオ（タ タ タ タ タ タ タ タの８つ刻み）です。終始バックで流れているイメージで弾くといいと思います。
演奏してみて、個人的に手こずった所と、ポイントなどをまとめました。
※f=フレット
①アルペジオではじまるイントロは、薬指も使って4フィンガーで弾くとスムーズです。
②イントロの5・7小節目の4拍目、3連符の小指のハンマリング〜プリングのフレーズは、綺麗に鳴らすのが難しいです。徐々に成功率を上げていけばいいと思います。
③Bパートのサビの部分、4小節目2〜3拍目の3音同時に弾くところ、6・10小節目の2〜3拍目の4音同時に弾くところは、親指とその他の指でつまむように少し強めに弾き、しっかり音を伸ばすと盛り上がります。
④Bパートの終わり、7f人差し指セーハフォームから1弦3f小指に飛ぶ所は、手強いです。7f人差し指を離す時に、雑音が出ないようにやさしく離しつつ、目線を移して素早く3fに移動します。
⑤エンディング（最後の6小節）：ベース音が下がっていくフレーズ〜最後の人差し指での6弦3fのタッピングまで は、繰り返し練習し滑らかに弾きたいです。最後のタッピングは練習不足だと失敗しやすいので、確実に決めたいです。
スカボローフェア
『スカボローフェア』は、1967年の映画『卒業』の挿入歌でも使われたヒット曲。アコギの、不思議な響きで美しいアルペジオが印象的です。 S＆Gのハーモニーも美しい。
『明日に架ける橋』と同じく、『譜面の大きなソロ・ギターのしらべ 官能のスタンダード篇 (CD付)』に収録されています。
Capo7の原曲と同じkeyで、アコギの伴奏を生かしたアレンジです。弾きやすさも両立されていて、難易度はＡです。
著者である南澤 大介さんの演奏です↓↓ こんなふうに弾けたらな〜。
演奏のポイント
スタンダードチューニング、Capo7で、原曲と同じキーです。左手の運指が少し窮屈ですが、原曲のアルペジオパターンが生かされたアレンジです。原曲を聞き直して、アコギの伴奏のイメージをよく掴むといいと思います。
演奏してみて、個人的に手こずった所と、ポイントなどをまとめました。
※f=フレット
①曲を通して、親指、人差指、中指を使ったスリーフィンガーで弾くと弾きやすいと思います。（※一部薬指も使う部分あり）
②何度も出てくる、イントロの4小節目（2弦3f+4弦4f+開放弦）と5小節目（3弦2f+4弦2f+開放弦）の、2小節セットのアルペジオフレーズをきれいに弾けたら、この曲の５割くらいは完成です。手癖になるくらい弾き込むこと推奨です。
③旧版の譜面の、Amの5フレットの部分セーハで弾くところは、なかなかの難所です（私的には難易度Bです）。以下の補足を参照
補足
私は『譜面の大きな～』ではない旧版の方を持っていて、この曲の一部のAm（３段目・２小節目と4段目・２～3小節目）は、楽譜では5フレット・セーハによるフォームになっていて、この部分が難易度Aなのに難しいなと感じていました。
ですが、改訂版の『譜面の大きなソロ・ギターのしらべ 官能のスタンダード篇 (CD付)』では、Amの5フレット・セーハを2フレット・セーハで弾けるようにアレンジが変更され、弾きやすくなっています。
私のように旧版の方をお持ちの方は、下記リンクを参照してみてください。弾きやすくした譜面が公開されています。▶南澤大介さんのオフィシャルホームページ Big South Valley Studioより
まとめ
南澤 大介さん著の『譜面の大きなソロ・ギターのしらべ 官能のスタンダード篇 (CD付)』には、S＆Gの有名曲の『明日に架ける橋』と『スカボローフェア』が収録されています。
難しすぎず弾きやすさも考えられたアレンジで、かつ原曲の雰囲気もよく出ており、満足度の高いアレンジです。
この2曲だけでも買いだと思いますので、S＆Gの有名曲をソロギターで弾いてみたいとお考えの方はチェックしてみて下さい。（他にも洋楽スタンダードからアニメまで幅広い曲が収録されています）
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございましたm(__)m
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