アコギはどれも同じに見えるし、種類も多くて価格もピンキリ・・ 最初の1本をどうやって選べばいいか分からないですよね(^_^;)
最初の1本だからこそ、 その後のギターライフに大きく影響すると考えます。
本記事では、アコギ初心者の方が後悔しないよう、最初の1本の選び方のポイントを紹介します。
価格の目安
価格の上限は5万円位
価格の上限は5万円位が良いと考えます。なぜなら、最初は音の違いがよく分からないと思いますし、本当にアコギが続くかも分からないからです。もしアコギをやめてしまった時に、ぎりぎりあきらめが付くのが5万円位だと考えます。あとは、あなたの予算の範囲で価格を決めて貰えばと思います。
ただし、1万円前後のいわゆる格安アコギはおすすめしません。なぜならこの価格帯のアコギは、材料や加工のコストを極限までカットしているため、作りが悪いと考えられます。
最初の1本があまりに弾きにくくて、音がショボいのが原因でアコギをやめてしまったら、非常にもったいないです(T_T)
ちなみに私が最初に買ったギターは、ヤマハのFGシリーズのフォークギターで3万4千円位でした。
高校入試の合格祝いに、となり町のヤマハの楽器店で親に買って貰いました。
当時は15歳でしたが、楽器店に行くのも初めてで、ビビっていたのと恥ずかしい気持ちで、頭が真っ白だったと思います(^_^;) 見た目と予算で弾かずに決めてしまいました(早くお店を出たかったのかもしれません)。
他のギターを知らない私にとっては最高の音でしたが(友達の家のクラシックギターしか触ったことがありませんでした)、今思えば弦高が高くて弾きづらいギターだったと思います。
当時(1990年代初頭)は、インターネットがなく情報は限られていたため、弦高調整などは思いつきませんでした。それでも高校の3年間は、このヤマハのギターが最高の相棒でした(^o^)
1本目から高いアコギ(10万円を超えるもの)は避ける
残念ながらアコギが合わずにやめてしまう場合も考えられます。価格が高いほど、金銭的・精神的ダメージが大きくなります。
また、アコギが趣味として定着すると、いずれは2本目が必ず欲しくなります。
最初は音の違いもよく分からないと思いますが、1本目のアコギを弾き込めば、自分の音の好みや、やりたい音楽の方向性が見えてきます。その時が来てから、2本目にお金をかけたら良いと考えます。
以上から、アコギをやめるにしても続けるにしても、1本目から高いアコギ(10万円を超えるもの)は避けるべきと考えます。
試奏して=実物を見て、抱えて、触れて、音を聴いて から決める
楽器店に足を運び、試奏して=実物を見て、抱えて、触れて、音を聴いて から決めましょう。
You Tubeの動画等で候補のアコギの音が聴けるかもしれませんが、自分で弾いた時にボディーを通して聴こえる(感じる)音は全然違います。自分で実際に音を出してみないと「本当の音」は分かりません。
私の経験ですが、憧れのマーチンのギターが欲しくて、D-28、HD-28V、D-18、 000-28 といろいろ試奏したことがありました。しかし、これという1本になかなか出会えませんでした。
それでも、憧れのマーチンを諦めきれず、いろいろ調べて動画の音も何度も聴いた上で、OM-21 Specialを試奏せずにネットで買いました。しかし、良いギターでしたが、何かが違うと思い(うまく説明できませんが)、結局手放してしまいました(T_T)
試奏はやっぱり必要だと実感しました!
試奏の手順は以下です。
- 見た目から入る
- 弾きやすいか確認
- 音を出して聴いてみる(またはお店の人に目の前で弾いてもらう)
- 最後は直感を信じる
1. 見た目から入る
カラーや形の見た目から入りましょう(^_^) 真面目な話、「見た目が好き」は大事な要素だと思います。弾きたい!の原動力になるので、アコギのモチベーション維持につながります。
2. 弾きやすいか確認
これだ!というアコギが見つかったら、実際に触らせて貰いましょう(お店の人に一声かければ大丈夫です)。
まずはギターを抱えて体に合っているかどうか、ネック(左手で押さえる部分)を握って手に馴染むかどうか、サイズ感や感触を確かめましょう。
ボディーの大きさや、ネックの幅・厚み等はギターによって違うので、自分が弾きやすいギターを選びましょう。
3. 音を出して聴いてみる(またはお店の人に目の前で弾いてもらう)
次はいよいよ音を出して聴いてみましょう。相当勇気がいりますが、簡単なコードが弾ければジャラーンと弾いて見ましょう。コードが弾けなかったら、頑張って何か音を出してみましょう(^^)/ ・・・すみません、若かりし頃の自分のことをすっかり棚に上げていましたm(_ _;)m
私のように、楽器店の雰囲気にビビって弾けない方もおられると思います。そんな時は、初心者で全く弾けないと言ってお店の人に目の前で弾いてもらいましょう(なるべく自分で音を出して体感して欲しいところですが・・)。
ざっくりとボディーサイズでの音の違いは、大きいギターは低音が前に出て迫力があります。弾いてから少し遅れてズーンと鳴る感じです。重めの音で体(お腹)によく響きます。
小さいギターはレスポンスが早く、弾いた直後に音がギターの中で反射してスコーンと鳴る感じです。軽めで低音から高音までバランスのとれた音です。
弦高が高いアコギ(6弦の12フレットで3mmを超えるもの)は避けましょう。理由は、弦を押さえるのに力が必要で、ズバリ弾きづらいからです。弾きづらいのが原因でアコギに挫折してしまうのは本当にもったいないです(T_T)
弦高の目安は6弦の12フレットで2.5mmです(可能な場合は調整してもらいましょう)。弦高に正解はありませんが、最初の1本は特に弾きやすさを優先するべきです。
弦高が高いと初心者の壁「Fコード(セーハ)」の習得がさらに困難になります(-_-) 余談ですが、1本目のギターで弦高に注意していたら、私のセーハ習得がもっと早かったかもしれません(言い訳)
4. 最後は直感を信じる
いろいろ書いたのですが、正直どのアコギも同じに見えたり、音の違いがよく分からないのが本当のところだと思いますm(_ _;)m ですので、最後は自分の直感を信じて「これだ!」と思える1本に決めましょう。
どのメーカーか迷ったら、ヤマハかモーリスがおすすめ
初めは、どのアコギも同じに見えて違いがよく分からないかもしれません。もしどのメーカーにするか迷ったら、ヤマハかモーリスをおすすめします。
ヤマハはご存知世界的な楽器メーカーです。モーリスも歴史のある安心のブランドです。その昔、「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない!」というキャッチコピーがありました。どちらのアコギも、全国の楽器店で取り扱われています。
【アコギ初心者 最初の1本】後悔しないアコギの選び方 まとめ
- 価格は5万円位を上限に(※1万円前後の格安アコギはおすすめしません)
- 1本目から高いアコギ(10万円を超えるもの)は避ける
- 試奏して=実物を見て、抱えて、触れて、音を聴いて から決める
- 「見た目が好き」は大事な要素
- 弾きやすさを優先し、弦高の目安は6弦の12フレットで2.5mm
- 最後は自分の直感を信じて決める
- どのメーカーか迷ったら、ヤマハかモーリスがおすすめ
あなたにとって、ベストな「最初の1本」選びのご参考になれば、私も嬉しいです!
【補足】アコギ 最初の1本 と同時に買いたいもの
アコギ 最初の1本 と同時に買いたいもの(あると便利なもの)は以下です。
ご参考まで。
- チューナー(スマホのアプリでも代用可)
- クリップ式が使い勝手がいいです
- ピック数枚(最初はおにぎり型のミディアムがおすすめ)
- とりあえずピックは必須です
- アコギ弦数セット(ライトゲージで安価なものがおすすめ)
- 最初は弦を切りやすいので、予備があれば安心です
- ギタースタンド
- ギターを眺めてニンマリしましょう モチベーション↑↑
その他、アコギ教則本もあれば練習方法で悩みません。
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